発酵かごの代用は100均ザルで完璧!お金をかけずにカンパーニュを焼く裏技

発酵かごの代用は100均ザルで完璧!お金をかけずにカンパーニュを焼く裏技

「よし、週末は本格的なカンパーニュを焼こう!」と意気込んでレシピを見た瞬間、「発酵かご(バネトン)」という見慣れない道具の指定に絶望していませんか?

実は身近にあるザルと布巾で、完璧に代用できるんです。

ただし、使う布の材質や粉の振り方を間違えると、生地がべったりくっついて大惨事になるため注意が必要です。

この記事では、わざわざ高い専用品を買わずに、今すぐ家にあるもので試せる代用アイデアと、失敗せずに美しいパンを焼くコツを紹介します。

まずは、一番確実で簡単な結論から見ていきましょう!

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【結論】発酵かごの代用は「ザル+布巾」でOK!(100均で揃う最強コンビ)

結論から言うと、発酵かごがない時はキッチンにある「ザル」と「布巾」の組み合わせで十分代用可能です。

通気性が良く、生地の形をしっかり保ってくれるので、初心者でも失敗しにくい最強のコンビだと言えます。

発酵かごが家にない時、家にあるもので代わりになる?と思うかもしれませんが、ザルと布巾を使えば完璧に代用できます。

発酵かごの主な役割である「形の維持」と「適度な通気性」を、この2つがしっかり担ってくれるからですね。

 

他にもいくつか代用できるアイテムがあります。

それぞれの特徴とおすすめ度を以下の表にまとめましたので、焼きたいパンの形に合わせて選んでみてください。

代用品名 おすすめ度 特徴・メリット 注意点
ザル+布巾(キャンバス地) ◎(推奨) 通気性が抜群で結露しない。丸型のカンパーニュに最適。 布にしっかり粉を振らないと生地がくっつく。
プラスチックかご+布巾 〇(可) 100均でオーバル型(楕円)など好きな形が選び放題。 網目が荒いと布が沈み込んで形がいびつになる。
ボウル+布巾 △(微妙) どこの家庭にも必ずある。サイズ調整がしやすい。 通気性ゼロ。生地の水分が抜けずベチャッとしやすい。
パウンド型+布巾 〇(可) 長細い形のパンを焼きたい時に便利。 角があるので、角ばった形に仕上がってしまう。

なぜ発酵かごの代用はザルと布なのか?(パン生地を支える2つの理由)

そもそも発酵かごって何のために使うの?と疑問に思うかもしれません。

これは、水分量が多くて柔らかい生地が横にダレるのを防ぎ、上にふっくらと膨らませるためです。

カンパーニュなどのハード系パンは生地がデリケート。

そのまま天板に置いて発酵させると、重力に負けてスライムのように平べったく広がってしまいます。

 

そこで「ザル」の出番です。ボウルとザル、どっちが代用に適してる?と聞かれたら、断然ザルがおすすめです。

ボウルは通気性がないため、発酵中に生地から出る水分が行き場を失い、表面がベチャッと結露してしまいます。

一方、直径18cmから20cm程度のザルとキャンバス地を使うと、発酵かごと同じようにパン生地の水分を適度に逃がせるのです。

表面の水分が適度に飛ぶことで、クープ(切れ込み)がパカッと綺麗に開きやすくなるという大きなメリットもあります。

発酵かごをザルなどで代用する具体的な方法(丸型・オーバル型)

実際にザルを使って代用する手順はとてもシンプルです。

生地の表面を乾燥させすぎないように、布でしっかり包み込むのが成功の秘訣ですよ。

ザルを使った基本の代用手順(丸型カンパーニュ)

まずは基本の丸型カンパーニュを作る際の手順です。

  1. ザルの内側に、大きめの布巾(キャンバス地や目の詰まった綿)を敷き詰める。
  2. 布の表面に、強力粉(またはライ麦粉や上新粉)を「これでもか!」というくらいたっぷり擦り込む。
  3. 丸めたパン生地の「とじ目」を上にして、そっとザルの中に入れる。
  4. 生地が乾燥しないよう、布の余った部分で上からふんわりと包み込む。
  5. そのままレシピ通りの時間、二次発酵させる。

発酵が終わったら、クッキングシートを被せてザルごとひっくり返し、そっと布を剥がせば準備完了です。

オーバル型(楕円)にしたい場合の意外な代用品

丸型ではなく、オーバル型(楕円)のパンを焼きたい時はどうすればいいでしょうか。そんな時は、100均で売っている楕円形のプラスチックかごや、お菓子作りに使うパウンド型が使えます。

そのままでは角張っていたり深すぎたりするので、底や四隅に丸めたタオルを詰めて、理想の楕円形になるように土台を作ってあげるのがポイントです。

その上から粉を振ったキャンバス地を敷けば、立派なオーバル型の発酵かごに早変わりしますよ。

発酵かごを代用する際の注意点(生地がくっつく悲劇を防ぐために)

代用品でやってはいけない失敗パターンは?と聞かれたら、真っ先にお伝えしたいのが「生地が布にべったり張り付くこと」です。これだけは絶対に避けてください。

せっかく綺麗に膨らんだ生地も、布にくっついてしまうと、剥がす時に表面が破れてガスが抜け、焼き上がりが無惨なペチャンコパンになってしまいます。

この悲劇を防ぐための最大の防御策が「粉」と「布選び」です。

布選びが命!タオル地が絶対NGな理由

まず、表面が毛羽立ったタオル地を使うのは絶対にNGです。

タオルのループ状の糸に柔らかい生地が入り込み、完全に一体化してしまいます。

剥がすどころか、パン生地と一緒にタオルの繊維を焼く羽目になります。

代用する際は、必ず「キャンバス地(帆布)」や「目の詰まった手ぬぐい」「ツルッとした綿の布」を使用してください。

厚手でしっかりした生地の方が、パンの重みを支えて綺麗な形に仕上がります。

初めてのカンパーニュ作り。100均ザルで挑んで気付いた「粉」の重要性(体験談)

僕が初めてカンパーニュ作りに挑戦した時のことです。

「発酵かごなんて数千円もするし、たまにしか焼かないからザルでいいや!」と、100均の水切りザルと適当な布巾を用意しました。

ネットの情報を頼りに布を敷き、強力粉をパラパラッと軽く振りかけました。「粉っぽくなるのが嫌だな」と思い、ほんの少ししか振らなかったのです。これが運命の分かれ道でした。

数時間後。ザルの中でふっくらと2倍に膨らんだ生地を見て、「おぉ、天才かも!」と歓喜したのも束の間。

いざクッキングシートにひっくり返そうとすると……落ちてこない。

ザルを持ち上げると、布巾が生地にべったりと吸い付いているではありませんか。焦って布を引っ張ると、「ブチブチッ」という嫌な音とともに、パンの表面が破れ、プシューッと虚しくガスが抜けていく音。

漂うイーストの甘い香りのなか、僕の心は完全に折れました。焼く前からスライム状に広がった生地をオーブンに入れ、出来上がったのは「硬くて平べったいフリスビー」のような物体でした。

あの時の絶望感たるや、今でも忘れられません。

その次に焼いた時は、前回の反省を生かして布巾に強力粉を大さじ2杯擦り込むという徹底した粉振りを実践しました。指の腹を使って、布の目地に粉を押し込むようなイメージです。

結果は……感動的なほどスルッと剥がれました!

オーブンの中で生地がグンと持ち上がり、クープが「ザクッ」と開いた時のあの香ばしい匂い。オーブンを覗き込みながら、思わずガッツポーズをしてしまいました。

道具がないからといって諦める必要は全くありません。ただ、「粉だけは親の仇のように振る」。これだけは忘れないでくださいね。

発酵かごの代用に関するよくある質問

Q. 専用の発酵かごを買うメリットはやっぱりある?

独特の美しい「ぐるぐる模様(渦巻き模様)」をつけたいなら、本物の発酵かご(籐製のものなど)が必要です。ただ、クープ(切れ込み)で十字や葉っぱの模様を入れてアレンジするなら、代用品で十分本格的に仕上がります。

Q. 発酵かごがない時、そのまま天板で発酵させてもいい?

水分量が少ない固めの生地(ベーグルなど)なら問題ありません。しかし、カンパーニュなどの高加水パンは、生地がダレて平べったくなってしまうため、何かしらの型(ザルなど)に入れて支える必要があります。

Q. 代用品を使う時、粉はどれくらい振ればいい?

「これでもか!」というくらい、たっぷり強力粉(または米粉、上新粉)を布に擦り込んでください。大さじ2〜3杯程度を布の繊維にしっかりはたき込むのが、生地を綺麗に剥がすためのコツです。

発酵かごの代用まとめ

発酵かごがなくても、家にあるものを工夫すれば立派なカンパーニュは焼けます。

  • 水切りザルと目の詰まった布巾が最強の代用品。
  • 形を保ちつつ、適度に水分を逃がせるのが成功の鍵。
  • 生地の張り付きを防ぐため、布にはたっぷりの粉を擦り込むこと。

専用の道具を揃えるのは、パン作りにどっぷりハマってからでも遅くありません。

まずはキッチンにあるザルを片手に、パン生地の手触りや、オーブンから漂う焼きたての香りを存分に楽しんでみてください。

もし、他にもキッチン周りで「あれがない!」と困った時は、以下のまとめページも覗いてみてくださいね。

型・容器の代用まとめ