「魚を美味しく食べたいけど、ピチットシートって高くない?」
スーパーで特売の刺身を買ってきた時、その値段に手が出なかった経験、ありませんか?
プロも愛用する神アイテムなのは間違いないけど、普段使いするにはちょっとコスパが悪いんですよね。
でも、安心してください。実は、どこの家庭にもある「塩」と「キッチンペーパー」を使えば、ピチットシートの役割をかなり高いレベルで代用できちゃうんです。
ただし、やり方を間違えると、魚がしょっぱくなりすぎたり、身にペーパーがくっついてボロボロになったりする悲劇も起こり得ます。
この記事では、今すぐ試せるピチットシートの代用アイデアと、絶対に失敗しないためのコツを紹介しますね。
まずは一番知りたい結論から見ていきましょう。
【結論】ピチットシートの代用は「塩+キッチンペーパー」でOK!最強ランキング
ピチットシートの代用は、魚や肉の水分を抜くことが目的なので「塩(または砂糖)を振ってキッチンペーパーで包む」のが王道にして最強です。
もし本格的な干物やパンチェッタを作りたいなら、このアナログな手法で十分にプロ顔負けの仕上がりになりますよ。
それぞれの代用品の特徴やおすすめ度を以下の表にまとめました。目的に合わせて選んでみてください。
| 代用品名 | おすすめ度 | 特徴・メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 塩+キッチンペーパー | ◎(推奨) | どこの家にもある。素早く水分が抜け、身が締まる。 | 長く置きすぎると塩味が強く入ってしまう。 |
| 砂糖+キッチンペーパー | 〇(可) | 塩味がつかない。保水効果でしっとり仕上がる。 | 魚の表面がベタつく。水分を抜く力は塩に劣る。 |
| キッチンペーパーのみ | △(微妙) | 手間がかからない。表面の水分だけを吸い取る。 | 身の内部の水分(ドリップ)までは抜けない。 |
なぜピチットシートは塩とペーパーで代用できるの?浸透圧の魔法
ピチットシートの正体は、水あめ成分の「浸透圧」を利用して、食材から水分と生臭さだけを吸い取る特殊なフィルムです。
つまり、これと同じ「浸透圧」の現象を身近な調味料で引き起こせれば、ピチットシートは不要ということなんですよね。
塩を魚や肉の表面に振ると、食材の内部と外部で濃度の差が生まれます。
自然界の法則で、濃度を均一にしようと食材の中から水分が外へ外へと溢れ出してくるんです。
その滲み出た水分(ドリップ)を、厚手のキッチンペーパーでしっかりキャッチする。
この理屈さえ分かっていれば、高いシートを買わなくても、旨味だけをギュッと凝縮させることができます。
ピチットシートを代用する具体的な手順!刺身も肉も劇的進化
ただ塩を振って包むだけ、と思いきや、ちょっとした力加減とタイミングが仕上がりを左右します。
ここでは、僕が普段やっている具体的な手順を解説しますね。
刺身を極上に!「振り塩+ペーパー」の基本
スーパーの安い刺身のサクを買ってきたら、まずは表面の水分を軽く拭き取ります。
次に、高い位置から塩をパラパラと薄く均一に振ってください。雪がうっすら積もる程度で十分です。
そのまま厚手のキッチンペーパーでくるりと包み、さらに上からラップで密閉して冷蔵庫へイン。
20分〜30分もすれば、ペーパーが驚くほどぐっしょりと水分を吸ってくれます。これだけで生臭さが消え、モチモチの食感に変わりますよ。
パンチェッタや干物作り!長時間の脱水テク
豚バラ肉を熟成させたり、魚の干物を作ったりする場合は、少し多めに塩を擦り込みます。
ペーパーで包んで冷蔵庫に入れるのは同じですが、ポイントはこまめにペーパーを取り替えること。
最初の1日は半日おきに、その後は1日おきに新しいペーパーに替えてあげないと、雑菌が繁殖して痛む原因になります。
ピチットシートなら放置で済みますが、代用する場合はこの「お世話」が必須です。
ピチットシートを代用する際の注意点!失敗を避けるための絶対ルール
手軽な代用術ですが、間違ったアイテムを使うと食材を台無しにしてしまいます。
ここでは、やってはいけないNG行動を共有しておきますね。
ペーパーの破れに注意!安物は避けるべし
100均などの薄くて安いキッチンペーパーは、絶対に避けてください。
魚や肉から出た水分を吸った瞬間、ペーパーがドロドロに溶けて食材にへばりつきます。
こうなると、剥がす時に身がボロボロになり、ペーパーの繊維を一緒に食べる羽目になります。
必ず「リードクッキングペーパー」のような、フェルトタイプの厚手で破れにくいものを選んでください。
塩分の浸透しすぎ!しょっぱくなる問題
塩を使って脱水する場合、長く放置しすぎると塩味が食材の奥まで浸透してしまいます。
「刺身を食べたら、醤油をつけてないのにしょっぱい!」という失敗は、誰しも一度は通る道。
刺身なら長くても1時間以内にペーパーを外し、表面に残った塩を水でサッと洗い流してからしっかり拭き取るのがプロの技です。
この一手間を惜しむと、塩辛くて食べられない悲劇を生みます。
スーパーの特売サーモンで大実験!塩とペーパーが救ってくれた夜の体験談
あれは給料日前のこと。
どうしても刺身が食べたくなった僕は、スーパーの半額シールが貼られた、少しドリップの滲んだアトランティックサーモンを買って帰りました。
水っぽい刺身への絶望
パックを開けた瞬間、生臭い匂いが鼻を突きました。
身はブヨブヨで、切ろうとすると包丁にまとわりついて形が崩れてしまいます。
「あぁ、やっちまった。これ絶対マズイやつだ…」
ピチットシートがあれば復活させられるのに!と悔やみましたが、手元にあるのは塩とリードペーパーだけでした。
魔法のように旨味が凝縮した瞬間
ダメ元で、サーモンの両面に軽く塩を振り、リードペーパーで包んで冷蔵庫へ。
シャワーを浴びて30分後、冷蔵庫から取り出してみると……。
ペーパーはずっしりと重く、サーモンから出た黄色っぽい水分をたっぷり吸い込んでいました。
ペーパーを剥がし、表面を水でサッと流して拭き取ると、さっきまでのブヨブヨ感が嘘のように、身がキュッと締まっていたんです。
一口食べると、生臭さは完全に消え去り、サーモン本来の濃厚な脂の甘みが口いっぱいに広がりました。
「マジか、塩と紙だけでここまで変わるのか!」
あの日以来、僕は特売の刺身を買うのがやめられなくなりました。手間は少しかかるけど、自分で魚を育てているような感覚があって、むしろ楽しいんですよね。
ピチットシートの代用に関するよくある質問
Q. 砂糖でも代用できますか?
はい、代用可能です。砂糖には「脱水」と「保水」の両方の効果があるため、塩のように身が締まりすぎず、しっとりと仕上がります。塩味をつけたくない場合や、肉を柔らかく仕上げたい時におすすめです。
Q. どのキッチンペーパーがおすすめですか?
圧倒的に「リード クッキングペーパー(フェルトタイプ)」がおすすめです。一般的なエンボスタイプ(紙っぽいもの)は水分で破れて食材にくっついてしまうため、脱水には不向きです。
Q. 何時間くらい包んでおけばいいですか?
刺身のサクなら20〜30分程度がベストです。一夜干しを作るなら冷蔵庫で一晩(約12時間)、パンチェッタなどの熟成肉を作る場合は、ペーパーを毎日交換しながら1週間〜10日ほど包んでおきます。
ピチットシートの代用まとめ
ピチットシートは素晴らしい商品ですが、わざわざ買わなくても「塩(または砂糖)」と「厚手のキッチンペーパー」があれば、その効果は十分に代用できます。
浸透圧の力を借りれば、安いスーパーの刺身が高級料亭のようなモチモチ食感に化けるんです。
ペーパーの破れや塩っぱくなりすぎる失敗だけ気をつければ、もう怖いものはありません。
ぶっちゃけ、この方法を知ってから、僕はピチットシートを買うのをやめました(笑)。
ぜひ今日の夜から、冷蔵庫に眠っている刺身や肉で試してみてくださいね!
もしキッチン周りの消耗品で他にも「これ買わなくていいんじゃない?」と思ったら、こちらのまとめページも覗いてみてください。

