「折り畳み傘を使おうとしたら、先端のキャップ(石突)がない!」
「いつの間にか取れていて、傘の生地が中心から外れてバサバサする……」
あの小さなパーツ「石突(いしづき)」がないだけで、傘としての機能が崩壊してしまいますよね。
雨漏りはするわ、骨はまとまらないわで、ただの布と棒の塊になってしまいます。
メーカーに取り寄せると送料が高いし、手芸店に行くのも面倒。
実は、ゴミとして捨ててしまう「ペットボトルのキャップ」や、お弁当に入っている「タレビン(醤油入れ)」を使えば、驚くほど簡単に代用できるんです。
ただし、サイズ合わせや固定方法を間違えると、すぐに外れてまた悲劇が繰り返されます。
この記事では、家にある廃材を使った0円修理術と、がっちり固定するコツを紹介します。
まずは結論から、最強の代用素材を見ていきましょう。
【結論】折り畳み傘の石突代用は「ペットボトルのキャップ」や「タレビン」が最強
結論から言うと、加工しやすさと入手性で選ぶなら「ペットボトルのキャップ」や「タレビン(魚型の醤油入れ)」が最強です。
特にタレビンは、口の部分のサイズが折り畳み傘の軸(中棒)のネジ径にシンデレラフィットすることが多く、隠れた神アイテムです。
他にも使える代用品を、加工の難易度や見た目の観点から比較表にまとめました。
| 代用品名 | おすすめ度 | 特徴・メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| タレビン(醤油入れ) | ◎(推奨) | 口のサイズが絶妙。柔らかくて加工しやすい。 | 見た目が「魚」になる可能性大。塗装推奨。 |
| ペットボトルキャップ | ◎(推奨) | 丈夫で水に強い。中心に穴を開けてネジ留め可能。 | 加工にキリやドリルが必要。少しゴツくなる。 |
| 椅子の足カバー(ゴム) | 〇(可) | 被せるだけでOK。滑り止め効果もあり。 | サイズ選びが重要。大きすぎるとガバガバ。 |
| エポキシパテ | 〇(可) | 粘土のように形を作れる。どんな形状にも対応。 | 硬化まで時間がかかる。成形センスが問われる。 |
| ナット・袋ナット | △(微妙) | ネジ径が合えば最強の強度と見た目。 | 規格(M4、M5など)が合わないと使えない。 |
手軽さならタレビン、強度ならペットボトルキャップ、見た目を整えるならパテ成形がおすすめです。
なぜ折り畳み傘の石突代用に「プラスチック製の筒状パーツ」が良いのか?
石突の役割は、以下の2つです。
- 生地(菊座)を上から押さえて固定する
- 雨水が中棒(シャフト)内部に侵入するのを防ぐ
この機能を果たすためには、「水に強く」「傘の先端にハマる筒状またはキャップ状」のものである必要があります。
木製や紙製では雨で腐ってしまいますし、金属製は錆びるリスクがあります。
だからこそ、もともと液体を入れるために作られたペットボトルやタレビンのプラスチック素材が、防水性・加工性の面で理にかなっているのです。
折り畳み傘の石突を身近なモノで代用する具体的な方法と加工テク
1. タレビン(醤油入れ)を使う裏技
お弁当に入っている魚やボトルの形をした醤油入れを使います。
- 中をきれいに洗って乾かします。
- 底の部分をカッターで切り取り、筒状にします(あるいは口の部分だけを使います)。
- 傘の先端のネジ山に合わせてねじ込みます。
タレビンのポリエチレン素材は柔らかいので、多少サイズが違っても無理やりねじ込めばフィットします。
見た目が気になる場合は、黒の油性ペンで塗るか、ビニールテープを巻けば目立ちません。
2. ペットボトルキャップで自作パーツ
より強度が欲しい場合はこちら。
- キャップの中心に、キリやドリルで傘の先端ネジが通る穴を開けます。
- 傘の生地(菊座)の上からキャップを被せます。
- 上からナットで締めるか、ホットボンド(グルーガン)を充填して固定します。
平らな面が広いため、傘を逆さまにして置いた時の安定感が増すという意外なメリットもあります。
3. 椅子の足カバー(ゴムキャップ)
ホームセンターや100均にある、パイプ椅子などの足に履かせるゴムキャップです。
内径が傘の先端(6mm〜10mm程度が多い)に合うものを選び、接着剤で固定します。
ゴム製なので滑り止めになり、壁に立てかける時に便利です。
4. エポキシパテでゼロから作る
100均の工具コーナーにある「万能エポキシパテ」を使います。
粘土のように練って傘の先端に盛り付け、石突の形に成形します。
硬化するとプラスチックのようにカチカチになるので、ヤスリで形を整えて色を塗れば、純正品に近い見た目を再現できます。
石突を代用する際の注意点と防水対策
ネジ山を潰さないように
無理やり金属製のナットなどをねじ込むと、傘側のネジ山が削れてしまい、二度と修復できなくなる恐れがあります。
柔らかいプラスチック(タレビンなど)ならその心配が少ないので安心です。
雨漏り防止の「パッキン」
代用パーツだけだと、隙間から雨水が侵入してくることがあります。
パーツと生地の間に、小さく切ったゴムシート(輪ゴムでも可)を挟むことで、パッキンの役割を果たし、防水性が高まります。
【体験談】雨の路上で傘がバラバラ…救世主は「お弁当の醤油入れ」だった
あれは、突然のゲリラ豪雨に見舞われた日のことでした。
カバンから折り畳み傘を取り出し、バッと開いた瞬間。
「バササッ!」
傘の生地が中心から外れ、骨組みだけが虚しく広がり、私はずぶ濡れになりました。
「えっ、なんで!?」
先端を見ると、あるはずの「石突」が消え失せていました。
ネジ山がむき出しになり、生地を留めるストッパーがない状態。
これでは傘として機能しません。
近くの軒下に避難し、カバンの中を漁りましたが、代わりになりそうなものはありません。
絶望しながら、ふと今日のお弁当の空き箱(ゴミとして持ち帰っていた)を見ると、そこには使い終わった「魚型のタレビン」が。
「これ……いけるか?」
赤いキャップがついたままの魚の口を、傘の先端ネジに押し当てて、グリグリとねじ込んでみました。
柔らかい素材がネジ山に食い込み、奇跡的なフィット感!
生地をしっかり押さえ込み、傘が復活しました。
傘のてっぺんに「赤いキャップの魚」が鎮座するシュールな光景でしたが、背に腹は代えられません。
おかげで駅まで濡れずに帰ることができました。
帰宅後、さすがに魚は恥ずかしいので、黒いエポキシパテでちゃんとした形を作り直しましたが、あの時のタレビンの頼もしさは忘れられません。
折り畳み傘の石突代用に関するよくある質問
Q. 100均に傘の補修パーツは売っていますか?
はい、ダイソーやセリアなどの「雨具コーナー」や「手芸コーナー」に「傘の補修セット」として売られていることがあります。石突だけでなく、骨の継ぎ目(つゆ先)なども入っていて便利ですよ。
Q. 接着剤は何を使えばいいですか?
水に濡れる場所なので、水性のボンドはNGです。「多用途接着剤(スーパーXなど)」や「エポキシ系接着剤」など、耐水性のある強力なものを選びましょう。
Q. 長傘(普通の傘)の石突も同じ方法で直せますか?
長傘の石突は地面に突くこともあり、強度がより重要になります。タレビンでは弱いので、ペットボトルキャップや、ホームセンターで売っている「ゴム足キャップ」など、底が厚いものを使うのがおすすめです。
折り畳み傘の石突代用のまとめ
石突がなくなっても、傘を捨てる必要はありません。
- タレビン:サイズ調整しやすく、応急処置に最適。
- ペットボトルキャップ:加工すれば頑丈なパーツに。
- エポキシパテ:見た目にこだわるなら成形する。
まずは家にあるゴミ(失礼!)の中から、筒状のプラスチックを探してみてください。
意外なものが、あなたの大切な傘を救ってくれるかもしれません。
衣類の修繕や便利グッズについては、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
