「あ、蚊取り線香立てがない!」久しぶりに蚊取り線香を使おうとしたら、付属のスタンドが錆びて折れていたり、どこかへ行ってしまったりしたことはありませんか?
夏の風物詩とも言える蚊取り線香ですが、専用のスタンドがないと火を使うだけに不安ですよね。
でも、諦めないでください。わざわざ買いに行かなくても、家にある「燃えないゴミ」や「文房具」が立派なスタンドに変身するんです。
ただし、火を扱う以上、適当なもので代用すると火事や火傷の危険があります。
この記事では、安全かつ手軽に作れる蚊取り線香立ての代用アイデアと、絶対にやってはいけないNG例を紹介します。
まずは、どんなアイテムが代用として使えるのか、結論からチェックしていきましょう。
【結論】蚊取り線香立ての代用は「空き缶」や「金属クリップ」が最強
結論から言うと、最も手軽で安全性が高いのは「空き缶(プルタブ付き)」や「大きめの金属クリップ」です。
これらは熱に強く、加工もしやすいため、専用スタンド顔負けの働きをしてくれます。
それぞれの特徴やおすすめ度を以下の表にまとめました。今の状況に合わせて選んでみてください。
| 代用品名 | おすすめ度 | 特徴・メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 空き缶 (プルタブ利用) |
◎(推奨) | プルタブに挟むだけで完成。灰が缶の周りに落ちるので受け皿は必要。 | スチール缶やアルミ缶など金属製に限る。 |
| 金属クリップ (ダブルクリップ) |
◎(推奨) | 挟んで置くだけ。安定感抜群で、途中で火を消すストッパーにもなる。 | プラスチック製は厳禁。熱くなるので触る時は注意。 |
| 空き瓶 (口が広いもの) |
〇(可) | 瓶の口に針金を通して吊るすスタイル。見た目がおしゃれ。 | 瓶が熱で割れないよう、線香がガラスに触れない工夫が必要。 |
| 陶器の皿 (耐熱皿) |
〇(可) | 不燃性マットや灰を敷けば直置き可能。最も安全性が高い。 | 専用のマットや灰がないと、熱で皿が割れたりテーブルが焦げる恐れあり。 |
| ホッチキスの針 | △(微妙) | 芯を少し出して簡易スタンドにする裏技。緊急時向け。 | 安定感が悪く、倒れやすい。短時間の使用に限定すべき。 |
なぜ「蚊取り線香立て」の代用に金属や陶器が選ばれるのか?
蚊取り線香の燃焼温度は、中心部で700〜800度にも達すると言われています。
そのため、代用品を選ぶ際の絶対条件は「不燃性」と「耐熱性」です。
プラスチックや木材、紙製品は論外。熱で溶けたり、最悪の場合は引火したりするリスクがあります。
金属(空き缶、クリップ、針金)や陶器(お皿、植木鉢)は、この条件をクリアしているため、安全に代用することができるのです。
また、「線香を浮かせて空気を供給する」構造を作れるかどうかも重要なポイントです。
「蚊取り線香立て」を代用アイテムで作る具体例5選
では、身近なアイテムを使ってどのようにスタンドを作るのか、具体的な方法を見ていきましょう。
1. 空き缶のプルタブ活用術
ビールやジュースの空き缶があれば、これが一番早いです。
飲み口のプルタブを起こして垂直に立てます。そのプルタブの穴に蚊取り線香の中心を差し込むか、プルタブの隙間に線香を挟み込みます。
缶の中に水を入れておけば、万が一倒れた時の消火用としても機能し、重りになって安定感も増します。
2. ダブルクリップ(文房具)で挟むだけ
書類をまとめる黒い「ダブルクリップ」も優秀です。
クリップの銀色の持ち手部分を広げて土台にし、黒い挟む部分で蚊取り線香を挟みます。
そのまま不燃性の皿やコンクリートの上に置けば完成。クリップが熱を持つので、燃えやすいテーブルの上には直接置かないでください。
また、線香の途中にクリップを挟んでおくと、そこで燃焼が止まるので「タイマー機能」としても使えます。
3. 針金ハンガーやワイヤーで吊るす
クリーニング店でもらう針金ハンガーや、DIY用のワイヤーも使えます。
適当な長さにカットし、片方をフック状に曲げて線香を引っ掛けます。もう片方を何かに巻き付けたり、土に挿したりして固定します。
キャンプやBBQなど、屋外で地面に直接挿して使う場合に特に便利です。
4. 陶器の皿+10円玉
耐熱性のある陶器のお皿の上に、10円玉などの硬貨を数枚重ねてタワーを作ります。
その上に蚊取り線香を置くか、硬貨で線香を挟んで立てる方法もあります。
ただし、バランスが崩れやすいので、室内での使用にはあまり向きません。
5. アルミホイルで簡易皿を作る
スタンド自体がない場合でも、アルミホイルをくしゃくしゃにして皿状にし、その上に線香を置く方法があります。
ポイントは「くしゃくしゃにする」こと。凸凹を作ることで線香とアルミホイルの接地面を減らし、酸素が行き渡るようにします。
平らなままだと火が消えてしまうので注意してください。
蚊取り線香立てを代用する際の注意点と火災リスク
代用スタンドを使う際は、正規の使い方以上に安全への配慮が必要です。
受け皿は必ず用意する
「立てる」ことだけに集中しがちですが、燃え尽きた灰がどこに落ちるかを計算に入れてください。
空き缶やクリップを使う場合でも、その下には必ず大きめの陶器の皿や金属製のトレーを敷きましょう。
チラシや新聞紙を敷くのは厳禁です。落ちた灰の熱で焦げたり、最悪発火したりする可能性があります。
不安定な場所には置かない
代用品は専用スタンドに比べて軽量で不安定なことが多いです。
風が吹く窓際や、人が通る足元、カーテンの近くには置かないようにしましょう。
プラスチック製品は避ける
「クリップなら何でもいい」と思ってプラスチック製のクリップや洗濯バサミを使うのは危険です。
熱で溶けて線香が落下したり、有害なガスが発生したりする恐れがあります。
【体験談】夏の夕暮れ、スタンドが折れた絶望を「ビール缶」が救ってくれた話
あれは昨年の夏、久しぶりにベランダで夕涼みをしようと思い立った時のことでした。
物置の奥からホコリを被った蚊取り線香の缶を引っ張り出し、蓋を開けました。独特の懐かしい香りが漂い、夏の気分が一気に盛り上がります。
「さて、火をつけようか」
そう思って付属の金属スタンドを取り出そうとした瞬間、指先で「パキッ」という乾いた音がしました。
経年劣化で錆びついていたスタンドが、根元からポッキリと折れてしまったのです。
「嘘だろ…」
すでに蚊が数匹、私の周りをプンプンと飛び回っています。今から買いに行く気にはなれません。
どうにかしてこの渦巻きを立てなければ。私は必死に部屋の中を見渡しました。
目に入ったのは、夕涼みのお供に用意していた缶ビール(第3のビールですが)。
「これだ!」
私は中身を急いでグラスに注ぎ、空になった缶を水洗いしました。そしてプルタブを垂直に起こし、そこに蚊取り線香の中心を差し込みました。
ぐらつくこともなく、しっかりと固定されています。
ベランダのコンクリートの上に空き缶スタンドを置き、火をつけると、細い煙が静かに立ち上りました。
缶のメタリックな輝きと、そこから漂う線香の煙。なんだか妙に現代アートっぽくて、一人でニヤリとしてしまいました。
ただ一つ誤算だったのは、灰が缶の側面に沿って落ちるのではなく、風に乗って周囲に散らばってしまったこと。
翌朝、ベランダの掃除をする羽目になりましたが、あの時のビールの味と蚊に刺されずに済んだ安堵感は、今でも鮮明に覚えています。
皆さんも、もしもの時は「空き缶」を思い出してください。見た目はともかく、実用性は抜群ですよ。
蚊取り線香立てを代用する際のよくある質問
Q. 100均で蚊取り線香立ては売っていますか?
はい、ダイソーやセリアなどの100円ショップには、夏場になると豊富な種類の蚊取り線香グッズが並びます。スタンドだけでなく、おしゃれな蚊遣り豚(陶器)や、吊り下げ式のケース、携帯用のミニケースなども手に入ります。シーズンオフには撤去されることが多いので注意してください。
Q. クリップで挟むと火が消えてしまいませんか?
クリップの金属部分が熱を奪うことで、挟んだ部分で燃焼が止まることがあります。これを逆手に取って、「ここまで燃えたら消したい」という位置にクリップを挟んでおくと、自動消火タイマーとして活用できます。最後まで燃やしたい場合は、燃焼部分に触れないように端の方を挟む工夫が必要です。
蚊取り線香立ての代用まとめ
蚊取り線香立てがない時は、以下のアイテムで代用が可能です。
- 空き缶(プルタブ):手軽さNo.1。灰の受け皿を忘れずに。
- 金属クリップ:安定感があり、消火タイマーとしても使える。
- 陶器の皿:直置きや硬貨を使って安全に。
専用のスタンドがなくても、家にある不燃性のアイテムを使えば、安全に蚊取り線香を楽しむことができます。
ただし、火の取り扱いには十分注意し、燃えやすいものの近くでは使用しないでくださいね。
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